国際農業ジャーナリスト連盟(IFAJ)カナダ大会報告会開催のご案内(終了しました)

農業の海外取材にでかけよう!

日本の輸入相手国で3位、日本の食と農を支えるカナダの農業最前線とは?

カナダは、日本の第3位の農産物貿易相手国で、飼料と搾油原料になるキャノーラ(菜種)と大豆、牛肉・豚肉の供給国です。特に、キャノーラは1970年代にカナダで戦略的に改良された品種で、ゼロからカナダ最大の耕種作物へと成長し、大きなイノベーションから産業確立に成功した好事例です。一方で、酪農や養鶏産業では米国の巨大産業との競争を避け、自給を守る手厚い保護制度を導入しており、日本にとって示唆深い国でもあります。農産物の値上がりが続く中で、年金・保険など大きな金融資金がカナダ農業に流れ込んで農地が値上がりする一方、多くの家族経営の農業が力強く残っています。更に、自国の消費者の環境保全やアニマルウェルフェアに対する意識の向上に併せ、カナダの農業も再生型へと大きく変革してきました。今年6・7月に開催されたIFAJ大会の共同取材を通じて得た、現場の最前線を報告します!

また、農業の海外取材をリードするJAJA国際部のメンバーが、どのようにネットワークを作り、現場で取材をしてきているのか、そのコツなどもお話できれば。

農業・食料・食農における国際動向や再生型農業、農業ジャーナリストの国際的なネットワーキングにご興味のある方は、ぜひふるってご参加ください!

時 期:11月7日(火) 17:30~19:30
場 所:Zoom/日本プレスセンタービル9階 日本記者クラブ小会議室(東京都千代田区内幸町2丁目2-1)
会場は先着20人 セミナー後に懇親会開催(費用別途)
費 用:無料

内 容:
「IFAJカナダ大会総会報告」 菅 正治(JAJA国際部担当幹事 時事通信社)
「現場取材、ネットワーク、交流が一度に楽しめるバスでの共同プレスツアー」山田 優(農業ジャーナリスト 日本農業新聞特別編集委員)
「ゼロから育てたキャノーラ産業」石井 勇人(共同通信アグリラボ編集長)
「カナダの畜産と再生型農業」小倉 千沙(JAJA国際部 部長 株式会社メロス)

<申し込み方法>
こちらのリンク先🔗より登録をお願いします。

IFAJカナダ大会報告会案内文

農政ジャーナリストの会(JAJA)とは:

農政ジャーナリストの会は、食料、農業、農村をめぐる現実の把握と報道を通じて、食料の安定確保、農業・農村の持続的発展に寄与することを目的とした団体です。農業関係の報道、解説、出版に携わるジャーナリスト、研究者および企業や団体の広報担当者など個人の資格で加入した会員243名(2021年4月)と、賛助団体で構成されています。1965年に発足しました。

現在の中心的な活動は研究会の開催と、研究会の内容をとりまとめて出版する冊子「日本農業の動き」です。3カ月ごとに1つのテーマを選び、専門家等を招いて、研究会を開催します。会員の他、有料で会員以外のメンバーも参加が可能です。研究会の講演は書き起こして、「日本農業の動き」としてとりまとめ、農文協を通して出版しております。そのほか、その時々の農業や食料・農村問題、海外の農業事情についても、随時、特別研究会やシンポジウムなどを開催しております。

国際農業ジャーナリスト連盟(IFAJ)とは:
IFAJは、世界55カ国の各国の農業ジャーナリストの協会を会員とし、世界で5,000人以上の農業ジャーナリストやコミュニケーターに、専門的知見の共有や能力の向上と、国際的なネットワークづくりのためのプラットフォームを提供しています。JAJAも1988年から正会員となっています。

IFAJの使命のひとつは、農業ジャーナリスト間のコミュニケーション強化で、そのための活動の一つとして、加盟国のうち1カ国が主催する年次会議を開催しています。2023年カナダ大会は、2022年デンマーク大会に続いての対面開催となり、JAJAからは4名の会員が参加しました。

主催:農政ジャーナリストの会 国際部

〒100-6826 東京都千代田区大手町1-3-1JAビル26階
TEL: 03(6269)9772 FAX: 03(6269)9773 メール✉