「気候変動と農林水産業の危機」#3 (11/29)木之内研究会のお知らせ

第3回  異常高温下の農業生産現場
木之内 均氏(東海大学熊本キャンパス長、㈲木之内農園代表取締役会長)

今夏の記録的な猛暑で、農畜産物に多くの被害が出ました。熊本県の阿蘇カルデラではコシヒカリの収量が上がらず、植え付け面積は半分に減りました。イチゴ苗は夏場に遮光しないと生育しなくなっています。畜産も家畜が夏バテし、増体の悪化や産卵率の低下を招いています。病害虫の発生も増えています。特に、23年に作付けされたコメは、高温耐性品種が主食用米の14.7%と過去最高に達しました。農家は気象の変化に対応した品種の選定や栽培技術の変化に振り回されています。

第3回目の講師は、東海大学熊本キャンパス長の木之内均氏です。日本の品種改良や技術体系は、これまで冷害対策が主流でしたが、これからは熱帯研究機関の研究が大切になったと説いています。農業生産の現場で起きている危機をレポートします。ぜひご参加ください。

木之内 均
(きのうち・ひとし)

【略歴】

東海大学熊本キャンパス長。「㈲木之内農園」代表取締役会長、「花の海」取締相談役。1961年神奈川県生まれ。85年九州東海大学卒。85年南阿蘇村(旧長陽村)に新規就農。97年観光いちご園「木之内農園」を開園し社長就任、2008年木之内農園代表取締役会長。
2013年熊本県教育委員長。15年東海大学経営学部教授、18年東海大学熊本キャンパス長。23年産学連携組織「アグリサイエンス オープンイノベーションセンター(ASO)」開設。1991年には日本農業賞受賞している。
著書「大地の夢~都会っ子農業に挑む」、近刊著書「農に生きる」(熊日出版)

<申し込み方法>
🔗Web申込フォームより登録をお願いします。前日までにメールで参加用リンクを送りますので、当日は17:30以降に入室してください。

○時期:2024年11月29日(金)18:00~19:30

○対面(日本記者クラブ9階小会議室)・オンライン(Zoom)開催


<非会員の方へ>
お申し込み後に参加費1000円を下記に振り込んでください。振り込みを確認できた方にZoomの招待メールをお送りします。
みずほ銀行丸の内支店 普通 1148228 名義:農政ジャーナリストの会

農政ジャーナリストの会
TEL:03-6269-9772/FAX:03-6269-9773 
※問い合わせはメールでお願いします
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