「気候変動と農林水産業の危機」#2 (10/10)小松研究会のお知らせ

第2回  気候変動・海洋生態系の変化と
 水産資源への著しい影響

小松正之氏(一社・生態系総合研究所代表理事)

1984年に1282万㌧の漁獲量は、2024年には320万㌧(推定)と約25%に減りました。地球環境、気候変動の影響は水産資源にも深刻です。海洋生態系がぜい弱となり、三陸沖のサンマ、函館のイカ、八戸のサバなどの漁獲量が激減したことはよく知られています。しかし、日本の漁獲量が減るのは乱獲など水産資源の管理方法にも沿岸域の埋立、発電所・工場からの汚水も原因です。欧米など資源管理の徹底した国の漁獲量は減っていません。

2回目の講師は生態系総合研究所代表理事の小松正之氏です。小松氏は国際捕鯨委員会日本代表代理などを務めました。退官後は環境保護と水産資源や海洋生態系管理、自然力の活用を訴えています。地球温暖化の進行と生物多様性の喪失、将来の食料不足が懸念されるなか、水産資源をどう回復するかを話していただきます。是非ご参加ください。

小松正之(こまつ・まさゆき)

【略歴】

生態系総合研究所代表理事で鹿島平和研究所研究員。1953年岩手県生まれ。77年農林水産省入省、母船式サケ・マス裁判、ミナミマグロ国際海洋法裁判などを担当、インド洋マグロ漁業委員会議長、FAO水産委員会議長を歴任。91年から13年間、国際捕鯨委員会日本代表代理。2008年から政策研究大学院大学教授、21年日本経済調査協議会「第3次水産業改革委員会」の委員長・主査、鹿島平和研究所で「北太平洋海洋生態系と海洋秩序・外交安全保障体制に関する研究会」、「食・生態系と土地利用研究会」の主査。出版は翻訳を含め60冊。

<申し込み方法>
🔗Web申込フォームより登録をお願いします。前日までにメールで参加用リンクを送りますので、当日は17:30以降に入室してください。

○時期:2024年10月10日(木)18:00~19:30

○対面(日本記者クラブ9階小会議室)・オンライン(Zoom)開催


<非会員の方へ>
お申し込み後に参加費1000円を下記に振り込んでください。振り込みを確認できた方にZoomの招待メールをお送りします。
みずほ銀行丸の内支店 普通 1148228 名義:農政ジャーナリストの会

農政ジャーナリストの会
TEL:03-6269-9772/FAX:03-6269-9773 
※問い合わせはメールでお願いします
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