「農業現場を検証する」第2回研究会のお知らせ(終了しました)
第2回「地域における持続可能な農業に挑む」
斗澤康広氏(十和田おいらせ農業協同組合 代表理事専務)
食料・農業・農村基本法が四半世紀ぶりに見直される一方で、農村現場では生産基盤の脆弱化を軸に危機が確実に広がっている。そしてその危機の実態がどこまで明らかにされているのか。農業者・生産者グループ、JA・自治体関係者、有識者(学者・研究者)などからその実情・実態を鮮明に浮き彫りにし、地域から提案する日本農業の将来を探る。
第2回は、大型農協からの報告です。JA十和田おいらせは2010年4月、2市5町3村の4JA(十和田おいらせ、八甲田、横浜町、はまなす)が合併し発足しました。現在組合員数は、11,411名(正組合員6,145名、准組合員5,266名)で組織されています。
合併当初は販売額174億円の実績でスタート。高性能土壌診断分析システムを活用し、分析結果に基づき過剰施肥を抑制、適正施肥の徹底指導により「十和田おいらせミネラル野菜(TOM-VEGE)」ブランド化による販売強化で2016年198億円まで販売事業が伸長しました。
一方、農業者の高齢化、担い手不足、労働力不足と2020年からはコロナ禍の影響もあり、消費の低迷、農畜産物価格の下落により2020年166億円、2021年143億円、2022年138億円と販売額が下落しました。 これらの現状と課題を精査し、どのように持続可能な農業を維持し、農家所得の向上に挑むか、地域の将来を展望します。
斗澤康広氏
【略歴】
1958年青森県十和田市生まれ。青森県立三本木高校、(旧)青森県農業大学校卒業後、十和田市農協に入組。技術開発、営農指導、営農企画を担当。1994年上十三広域農業振興会情報課に出向し広域農業情報ネットワークシステム構築に携わり、高性能土壌診断システム導入。2001年JA農業技術センター所長に就任、土壌診断システムを活用した「十和田ミネラル野菜」の普及に尽力。指導販売課長、指導野菜部長を歴任し、指導と野菜販売、6次化業務を統括。「十和田おいらせミネラル野菜(TOM-VEGE)」ブランドで販売強化。さらに低臭にんにく、にんにくパウダー、ドリンクの開発と商品化に貢献。2017年当JAの常務理事、2020年6月より現職。
○時期:2024年1月26日(金)18:00~19:30
○オンライン開催
<申し込み方法>
🔗Web申込フォームより登録をお願いします。前日までにメールで参加用リンクを送りますので、当日は17:30以降に入室してください。
<非会員の方へ>
お申し込み後に参加費1000円を下記に振り込んでください。振り込みを確認できた方にZoomの招待メールをお送りします。
みずほ銀行丸の内支店 普通 1148228 名義:農政ジャーナリストの会
農政ジャーナリストの会
TEL:03-6269-9772/FAX:03-6269-9773
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