4～6 月期研究会が始まります

シリーズ「広がる『食の格差』とどう向き合うか」
第 1 回 阿部彩・東京都立大教授 「子どもの貧困と食格差」（仮題）

　食の格差が健康格差に直結する実態は、2018 年の「国民健康・栄養調
査」でも指摘されていましたが、コロナ禍によってさらに深刻化していま
す。特に、飲食や観光業界の休廃業やシフト削減で収入の減った人々が栄
養不足に直面しています。ある NPO の調査によると、「ひとり親」家庭で
は食事の量や回数を減らす動きが広がっているそうです。今年４～６月期
の研究会は、こうした食の格差について考えます。
　第 1 回の講師は「子どもの貧困」研究の第一人者で、多数の関連著書が
ある東京都立大学の阿部彩教授です。阿部氏は「子どもの食格差をどう考
えるかは、福祉国家の価値観の問題である。（中略）根本的な、社会のあり
方が問われている」（「子どもの貧困と食格差――お腹いっぱい食べさせ
たい」）と指摘しています。食の貧困は学力や進路にも影響し、子どもたち
の将来の可能性を狭めることにつながりかねません。
　もはや「食料危機」は途上国だけの話ではなくなりました。先進国におい
ても経済的弱者の食へのアクセス機会を保障し、貧困の連鎖を断ち切るこ
とが大きな課題になっています。農漁業をはじめ「食」にかかわる産業も、
この現実にどう向き合うかが問われています。ぜひご参加ください。

＜申し込み方法＞
参加希望者は下記の申し込みフォームから登録してください。前日まで
に参加方法と招待メール（リンク）を返信します。当日は 17 時半以降に送
られたリンクをクリックして入室してください。
申し込みはこちらから

＜非会員の方へ＞
非会員の方は、メールにてお申し込みの後、参加費 1,000 円を以下に
振り込んで下さい。振り込みが確認でき次第、招待メールを返送いたし
ます。
振込先：みずほ銀行丸の内支店 普通 1148228 名義：農政ジャーナリストの会

農政ジャーナリストの会 TEL03(6269)9772／FAX03(6269)9773
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