「トランプ関税で変わる世界」#3(11/27)渡邉研究会のお知らせ
WTO体制とトランプ関税
渡邉 真理子氏(学習院大学経済学部教授)
WTOルールや自由貿易協定を顧みることなく、独自の価値観で緊急事態下の大統領権限で開始されたトランプ関税。関税率は取引(ディール)の材料として提示され、状況は刻々と変化し、先の見通しは難しい。日本の農産物貿易に関しては、やり玉に挙げられたコメ、そしてバイオエタノールの輸入増等を通じ、一定の影響が想定される。巨大な需要国である中国は、米国からブラジル等にシフトを強め、欧州も一部報復関税の導入を開始している。世界で自由貿易の推進が大きく後退し、WTO体制の形骸化が進行している。
そもそも、トランプ関税とは何なのか?そして、トランプ政権下の米国の貿易政策と農政によって、世界と日本の貿易と農と食、エネルギーと人々の生活がどのように変わるのか?大きな転換点を迎えた今を、改めて捉えなおしたい。
第3回は、学習院大学の渡邉教授を講師に、そもそもトランプ関税がどうして生まれたのか、長年に亘るWTO体制下で中国の躍進と米中摩擦の経緯からそれを読み解き、今後の展望を得る。

学習院大学経済学部教授。東京大学経済学研究科博士号取得。専門は応用ミクロ経済学と中国企業と産業・経済発展に関する実証研究。1991年にアジア経済研究所に入所、2013年より現職。産業構造審議会通商貿易分科会委員等を務める。米中経済摩擦の実態を深く掘り下げるとともに、米国右派の経済学者にも人脈を持つ。
主な著書
『共振する不安、連鎖する米中対立』 2025年千倉書房 共著
『国際通商秩序の地殻変動 : 米中対立・WTO・地域統合と日本』2022年勁草書房 共著
「「トランプ関税を作った」保守派エコノミスト=オーレン・キャス氏とは何者か?」東洋経済オンライン2025年4月18日記事
○時期:2025年11月27日(木) 18:00~19:30
○オンライン(Zoom)開催
<申し込み方法>
🔗Web申込フォームより登録をお願いします。前日までにメールで参加用リンクを送りますので、当日は17:30以降に入室してください。
<非会員の方へ>
お申し込み後に参加費1000円を下記に振り込んでください。振り込みを確認できた方にZoomの招待メールをお送りします。
みずほ銀行丸之内支店 普通 1148228 名義:農政ジャーナリストの会
農政ジャーナリストの会
TEL:03-6269-9772/FAX:03-6269-9773
※問い合わせはメールでお願いします
ホームページ:https://jaja-net.org/wp/ Email:info@jaja-net.org
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