山と生きる農業を支える~スイス農業共同取材報告
国際農業ジャーナリスト連盟(IFAJ)の活動報告
日本では、食料・農業・農村基本法が改正され、食料安全保障や環境保全面の取り組みを強化する方向性が示されました。改正にあたって、参照された政策の一つが、欧州でも特にこの2点の取り組みで先行するスイスの農業政策です。JAJAが加盟する国際農業ジャーナリスト連盟(IFAJ)では、今年8月に年次総会としてスイス大会を開催しました。大会における共同取材を通じて得た、現場の最前線を報告します!
また、IFAJでは、他にも様々な共同取材の機会を提供しています。今年は、タイでの共同取材に、JAJAメンバーから石井勇人氏が選抜され、参加しましたので、その様子も併せて報告します。
食料安全保障と中山間地農業、持続可能な農業政策、農業・食料・食農における国際動向、農業分野におけるジャーナリストの国際的なネットワーキングにご興味のある方は、ぜひふるってご参加ください!
時 期:12月20日(金) 17:30~19:30 場 所:Zoom/日本プレスセンタービル9階 日本記者クラブ小会議室(東京都千代田区内幸町2丁目2-1) 会場は先着20人 セミナー後に懇親会開催(費用別途) 費 用:無料 内 容: IFAJ活動報告 菅 正治(JAJA国際部担当幹事 時事通信社) スイスの中山間部酪農と農業機械 平澤 明彦(農林中金総合研究所 理事研究員) スイスの耕畜連携と動物福祉 ルアン・ウェイ(農林中金総合研究所 理事研究員) 宮崎駿のハイジの景観をいまも守るスイス農政 吉田 太郎(NPO法人日本有機農業研究会理事) スイス酪農の6次化 大桃 美代子(農業ジャーナリスト、新潟食料業大学客員教授、タレント) 林業先進国オーストリアと農業大国タイ 石井 勇人(共同通信アグリラボ編集長、宮城大学特任教授) |
<申し込み方法>
こちらのリンク先(Webフォーム)🔗より登録をお願いします。
農政ジャーナリストの会(JAJA)とは:
農政ジャーナリストの会は、食料、農業、農村をめぐる現実の把握と報道を通じて、食料の安定確保、農業・農村の持続的発展に寄与することを目的とした団体です。農業関係の報道、解説、出版に携わるジャーナリスト、研究者および企業や団体の広報担当者など個人の資格で加入した会員220名(2024年11月)と、賛助団体(27)で構成されています。1956年に発足しました。
現在の中心的な活動は研究会の開催と、研究会の内容をとりまとめて出版する冊子「日本農業の動き」です。4カ月ごとに1つのテーマを選び、専門家等を招いて、研究会を開催します。会員の他、有料で会員以外のメンバーも参加が可能です。研究会の講演は書き起こして、「日本農業の動き」としてとりまとめ、農文協を通して出版しております。そのほか、その時々の農業や食料・農村問題、海外の農業事情についても、随時、特別研究会やシンポジウムなどを開催しております。
国際農業ジャーナリスト連盟(IFAJ)とは:
IFAJは、世界55カ国の各国の農業ジャーナリストの協会を会員とし、世界で5,000人以上の農業ジャーナリストやコミュニケーターに、専門的知見の共有や能力の向上と、国際的なネットワークづくりのためのプラットフォームを提供しています。JAJAも1988年から正会員となっています。
IFAJの使命のひとつは、農業ジャーナリスト間のコミュニケーション強化で、そのための活動の一つとして、加盟国のうち1カ国が主催する年次会議を開催しています。2022年デンマーク大会、2023年カナダ大会に続き、2024年はスイス大会が開催され、JAJAからは5名の会員が参加しました。来年は、10月にケニア大会の開催を予定しております。また、年次大会以外にも、様々な国際共同取材の機会を提供しております。
2024年には、IFAJが法人化されるとともに、基金組織も設立され、活動基盤がより充実しました。加盟する各会員組織へのサポートを今後更に充実させる計画です。
主催:農政ジャーナリストの会 国際部
〒100-6826 東京都千代田区大手町1-3-1JAビル26階
TEL: 03(6269)9772 FAX: 03(6269)9773